家族葬を中心に、遺族に寄り添い温かな葬儀を提供する"たびだちの家 一心"の渡辺さんを伺いました。

ライフスタイルの変化に対応し、地方でも増加する家族葬専門の葬儀場として平成24年にいわき市内郷で創業。夫婦二人三脚で全ての葬儀を執り行っております。
葬儀場は住宅地の中にあり決して立地条件は良いとは言えませんが、口づてで渡辺さんや同社の評判聞き訪ねる方が殆どです。
いわき市では、民間主導により市を含む様々な関係機関が原資を持ち寄り、「いわき市中小企業・小規模企業振興基金」が創設されました。この基金をもとに平成29年8月より「いわき市中小企業・小規模企業経営発達補助金」が募集されました。(今後も継続予定。)
渡辺さんは、いわき市中小企業・小規模企業経営発達補助金を活用し経営課題解決に取り組んでいます。
【企業概要】
・名称 たびだちの家 一心
・住所 福島県いわき市内郷高坂町桜井93-126


講師は、柳沼マネジメントコンサルタント事務所の柳沼芳裕さん。人口減少がもたらす市場環境変化、企業の真の強みを整理する手法、強みの源泉となる経営理念の重要性をわかりやすく説明してくださいました。
商売は環境適応業。事業戦略の解説として"市場環境の変化"×"自社の真の強み"×"積極的ビジネスチャンス"の分析から「お米のキープ事業」を新たに始めた米穀店の事例を解説頂きました。
事業活動の成功率を高めるには事業計画書の作成が有効です。明文化することで目標達成のため進むべき方向性が明確になるだけでなく、組織のビジョン共有や内部統制にも役立ちます。また、補助金を活用するのに、経営理念・市場環境・自社分析・戦略立案・行動指針は必要不可欠項目でもあり、明文化しておくことが望ましと助言くださいました。

